空港周辺でのドローンの飛行はさらに厳しくなりそうです

空港周辺でのドローンの飛行はさらに厳しくなりそうです

 

10月11日付けで航空局のHPにて、ドローンの空港周辺の飛行の注意喚起がなされました。

ドローンの空港周辺の規制は、すでに規定されているのですが、大阪国際空港にて無人航空機(おそらくドローン)によって飛行機の着陸が遅延してしまう事案が発生したために、改めて注意喚起がなされたのだと思います。

詳しい事案の内容は下記の引用通りになります。

大阪国際空港の誘導路上空における無人航空機らしき物体の飛行事案概要
 10月5日17時35分頃、大阪国際空港から出発のため地上滑走中のJAL128便(大阪→羽田、ボーイング式767-300型機)から、同空港W3誘導路上上空約30メートルを無人航空機らしき物体(赤色・鳥程度の大きさ)が飛行している旨管制官に通報があった。
 大阪国際空港に着陸進入中だったJAL2186便(花巻→大阪、ボンバルディア式CL-600-2B19型機)が同通報を聴取し、視認はしなかったものの自主的に進入復行を実施した。同機は予定時刻から13分遅れの17時51分に同空港に着陸した。
 JALによれば、両便とも自機への接近等の危険性はなかったとのこと。その他の定期便への影響はなかった。
 本件については、関西エアポートから警察機関に対し情報提供するとともに、航空局からも警察庁に対し情報提供した。

国土交通省HP【最新情報】10/11から引用

 

まとめると、飛行機が大阪国際空港に着陸する前に、ドローンらしき物体が飛行したのを確認した管理者が、機長に連絡して、飛行機側の判断で安全のために飛行機の着陸を13分間遅らせたという内容です。

事故につながらなかったことが幸いですが、飛行機が13分遅れたことによっての損害は発生しています。

飛行者が特定されれば、損害賠償を請求されかねない事案です。

今回の事案により、「無人航空機の飛行にかかる法令遵守の徹底について」の周知文もドローンの関係団体に通達されているので、空港周辺のドローンの飛行は、より一層厳しくなりそうです。