ドローンを使ってダムを空撮したいけど規制はあるの?

ドローンを使ってダムを空撮したいけど規制はあるの?

 

ドローンは陸からは撮れない映像を、手軽に美しく撮ることができます。

そこで、ダムをドローンで空撮しようと思っている人は少なくないはずです。

今回は、ダムをドローンで空撮する際に、注意すべき点と規制があるかどうかの解説をしていきます。

 

 

ドローンでダムを空撮させたい人が見る記事

 

ドローンを使ってダムを空撮できるのか?

 

これは、ダムの各管理者によって回答が異なります。

広島在住の私自身が国が管理しているダムに問い合わせたところ、ダム管理者による調査目的の場合を除き、ドローンの飛行は禁止とのことでした。

現状、ダムでのドローン飛行は難しいかもしれません。

それでも飛行させたい人は、一度ダム管理者に問い合わせてみることをおすすめします。

 

 

ダムでドローンを飛ばすリスクを考える

 

ダムでドローンを飛ばす際のリスクを考えてみましょう。

もし、ダムにドローンが墜落して、ダム関連施設の操作に支障を来たした場合、大きな損害が発生します。

その損害を賠償するとなると、額は計り知れません。

さらに、ダムには自分以外にも利用する人がいる可能性が高いです。

有名なダムになればなおさら人は増えます。

もし、他の方にドローンが墜落して、危害を及ぼした場合、訴訟に発展する可能性は高いです。

 

 

ダムは機体をロストさせやすい環境です

 

ダムは、基本的に山の谷間に作ることが多く、周りが樹木でおおわれており、GPSの電波が弱い環境なので、安定した飛行ができない恐れがあります。

また、山の天気は変わりやすいので、急な突風が吹き、ドローンが一気に流され、ロストしてしまう可能性もあります。

 

 

広島県にある温井ダムでのドローンの見解

 

温井ダムでは、ドローンの墜落等により、ダムのゲートやその関連施設の操作に支障を来たしたり、ダム湖利用者及び来訪者等へ危害が及ぶ可能性があるため、ダム管理者等による調査目的の場合等を除き、温井ダム管理区間内でのドローン飛行を禁止しているようです。

中国地方整備局管内の国土交通省が管理している他のダムについても、同様に禁止しています。

 

 

まとめ

 

ダムでのドローン空撮は少し難しいかもしれません。

ダムの放水は迫力があったり、自然と調和しているダムは美しいので、空撮したい気持ちはわかりますが、リスクも考えて検討してみましょうね。