規制がかかるドローンの基準は?

規制がかかるドローンの基準は?

2015年9月に航空法が改正されたことにより、今まで飛行に関するルールが無かったドローンにも航空法上の規制が適用されるようになりました。

しかし、勘違いしてはいけないのが、すべてのドローンに規制が適用されているわけではないということです。

では、規制が適用されるドローンの基準は、どのように決まっているのでしょうか?

 

どんなドローンに規制が適用されるのか?

 

国土交通省によれば、規制が適用される(航空法上の「無人航空機に当たる」)ドローンの基準は、以下のように記述されています。

構造上人が乗ることができない機器であって、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの。

※ただし重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)200g未満のものについては除く。

国土交通省参照

重量200g未満のドローンに関しては、「無人航空機」ではなく、「模型飛行機」にあたり、規制がありません。

※航空法改正前からある、航空法第99条の2の規制(空港等周辺や一定の高度以上の飛行については国土交通大臣の許可が必要)については、「模型飛行機」も適用されます。

 

これだけでは、「無人飛行機」か「模型飛行機」かの違いなので、規制の基準の一部に過ぎません。

航空法では、「無人飛行機」の中でも特定の場所で飛行させたり、特定の目的で飛行させたりする場合に、規制を適用します。

※飛行させる場所,目的の詳しい解説はこちら

 

簡単に言うと、ドローンの中でも重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)200g以上の機体に関しては、飛行させる場所,目的に応じて、航空法上の規制が適用される基準になります。

 

ドローンを快適に飛行させるためにも、自分が持っているドローンに法規制が適用されるかどうかの基準を、しっかり学びましょう。