ドローンに関する事故ってどのくらいあるの??

ドローンに関する事故ってどのくらいあるの??

 

ドローンは日々進化しており、最近では誰でも簡単に飛行させることができるようになりました。

ただ、ドローンの操縦は陸を走るラジコンとは違い、風の影響を強く受けますので、急な突風が吹けば、コントロールを失ってしまう危険性があります。

そのような点を考慮すると、やはり事故は起きやすいのだと思います。

では、今までドローンの事故はどのくらいあったのでしょうか??

 

ドローンの事故はどのくらいあるのか??

 

国土交通省のHPでは、無人航空機(200g以上のドローンを含む)に係る報告のあった事故の一覧を年度ごとに掲載しています。

その一覧によると、平成27年度の事故件数は12件(内ドローンと思われるのが8件)平成28年度の事故件数は34件(内ドローンと思われるのが27件)ありました。

つまり、2年間で35件のドローンの事故が起きていることになります。

200g以上の大型のドローンの事故件数の合計なので、操縦が不安定で難しい小型のトイドローンの事故件数を合わせると、相当おおいいのではないかと思われます。

では、事故にはどのような事例があるのでしょうか?

国土交通省のHPを参照にしてみてみましょう。

 

ドローン事故の事例

 

飛行させたもの 空撮業者(許可・承認取得済み)
 
・桜の撮影のため飛行中、桜の枝に接触し墜落した。
 
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
 
※なお、操縦者の操縦経験は150時間以上。
 
 
150時間以上飛行させている人でも、事故を起こしてしまうんですね。
 
ましてや、ドローン初心者が操縦させるとなると、さらに事故になる確率は増えますよね。
 
操縦させるもの 個人(許可・承認不要)
 
・テスト飛行のため、公園で飛行させていたところ、制御不能となり見失い、民家に駐車していた軽自動車に接触し、墜落した。
 
・本件事案により軽自動車のドア及び天井に擦り傷を与えた。
 
※なお、操縦者の操縦経験は1時間未満。
 
初心者の方がドローンをテスト飛行させたときに起きた事故のようです。
 
軽自動車に擦り傷を負わせてしまっているので、何かしらの賠償問題も発生しているのだと思います。
 
 
ドローンを操縦させるということは、このような事故の危険性をはらんでいるということになります。
 
参照にした国土交通省のHPの資料では、事故の事案だけではなく、その後どう改善するよう指導したかも記載してありますので、事故の事例と改善策を確認してみるといいかもしれません。